まず、面談育成にどんな課題があったのか教えてください。
当社は第二新卒・若手人材を中心にした人材紹介をやっています。この事業は、求職者様との1対1の面談の品質が、そのままマッチングの精度と売上に直結するんです。紹介先の企業を本気で選ぶには、求職者様と正面から向き合って、ニーズをどこまで深堀りできるかが勝負なんですよ。
優秀なスタッフは、そこが本当にうまい。ただ、事業拡大で新しいメンバーの採用が加速するにつれて、ベテランと新人の間で面談品質や成約率の差が目立つようになってきました。そして新人が増えるほど、その"うまさ"を教えるために優秀なスタッフの時間がどんどん取られてしまっていた。録音を耳で聞いてチェックして、口頭でフィードバックする——完全に"耳頼み"の世界でした。
面談のメモや記録は残していなかったのですか?
もちろん残していました。ただ、メモは記録止まりなんです。質問の深さとか、ラポール(信頼関係)がどう作られたかとか、会話の質の部分はメモからは見えない。そこを可視化する手段がありませんでした。
議事録系のツールは他にもあります。Speriaを選んだ決め手は何でしたか。
これまでも議事録アプリはいろいろ使ってきました。Speriaはまず、文字起こしの精度が圧倒的に高い。人材紹介の現場の会話でも実用レベルでした。
ただ、決め手はそこじゃないんです。議事録ではなく、育成のための評価シートとして出てくること。信頼形成、ニーズの深堀り、条件整理といった当社の観点でチェックリスト化して、自動で評価してくれる。しかも、できていない項目の該当シーンだけをピンポイントで再生できるので、改善ポイントが明確になる。『この場面でもう一歩こう聞いてほしい』という、現場ならではの"かゆいところ"に手が届く感覚は本当に素晴らしいです。
優秀なスタッフの"耳"に頼り切るのではなく、
AIコーチで可視化・標準化しながら育成する。
現場では、どんなふうに運用していますか。
求職者様との面談を自動録音してアップロードすると、AIコーチが面談メモとチェックリスト評価を自動生成します。ベテランは、AIが指摘した聞き漏れや深掘り不足のシーンだけを短時間で確認して、必要な箇所にコメントを足すだけ。全部を聞き直す必要がなくなりました。
新人側は、自分の面談ログを具体的に振り返って、改善ポイントをもとに練習を重ねる。このサイクルが回るようになったのが大きいですね。
導入後、組織はどう変わりましたか。
録音チェックの時間が圧縮されて、ベテランが育成に取られていた時間を削減できました。新人の面談スキルの立ち上がりも速くなりましたし、評価の基準が標準化された。本音を引き出す質問の順番や、信頼形成のノウハウが共通言語になって、組織全体の面談品質が底上げされた実感があります。
優秀なスタッフの"耳"に頼り切るのではなく、AIコーチで可視化・標準化しながら育成できるようになったことで、機会損失のインパクトは非常に大きいと感じています。
株式会社CENTER 代表取締役 田中 勇樹 様

